日本海軍航空隊


日本海軍搭乗員准士官以下の階級呼称

　 昭和４年５月１０日から 昭和１６年６月１日から 昭和１７年１１月１から 陸軍（参考）
准士官 航空兵曹長（空曹長） 飛行兵曹長（飛曹長） 飛行兵曹長（飛曹長） 准尉
下士官 一等航空兵曹（一空曹） 一等飛行兵曹（一飛曹） 上等飛行兵曹（上飛曹） 曹長
二等航空兵曹（二空曹） 二等飛行兵曹（二飛曹） 一等飛行兵曹（一飛曹） 軍曹
三等航空兵曹（三空曹） 三等飛行兵曹（三飛曹） 二等飛行兵曹（二飛曹） 伍長
兵 一等航空兵（一空兵） 一等飛行兵（一飛兵） 飛行兵長（飛長） 兵長
二等航空兵（二空兵） 二等飛行兵（二飛兵） 上等飛行兵（上飛兵） 上等兵
三等航空兵（三空兵） 三等飛行兵（三飛兵） 一等飛行兵（一飛兵） 一等兵
四等航空兵（四空兵） 四等飛行兵（四飛兵） 二等飛行兵（二飛兵） 二等兵

海軍航空隊搭乗員

・ 最終階級につきましては、戦死者は一階級上がった階級になっております。☆マークは全軍布告二階級特進した方です。
・ 出身期は”飛”が飛行学生期、その後ろの”（数字）”は海兵期、”操”が操縦練習生、”甲、乙、丙”が飛行予科練習生、”予”が予備飛行士官です。
・ 搭乗員の各分類は、主に活躍した部隊や地域、エピソードを元に独断で決定いたしました。

「サムライ」坂井三郎とその列機　　彼らが最も輝いていた時
氏　名 最終階級 出身期 出身地 消　　息
坂井　三郎 中尉 操３８期 島根 平成１２年９月２２日死去　８４歳
本田　敏秋 ☆一飛曹 操４９期 福岡 昭和１７年５月１３日モレスビーにて戦死　２３歳
上原　定夫 飛曹長 乙９予科 　 昭和６３年８月２７日ヘリコプター事故で死去
遠藤　桝秋 一飛曹 乙９予科 福島 昭和１８年６月７日ルッセルにて体当たり自爆　２３歳
柿本　円次 二飛曹 操４７期 大分 昭和１９年８月５日カウラ捕虜収容所で自決　２４歳
米川　正吉 二飛曹 操５６期 茨城 昭和１７年１０月病院船高砂丸で病死
羽藤　一志 二飛曹 乙９予科 愛媛 昭和１７年９月１３日ガダルカナルにて行方不明　２０歳
横川　一男 二飛曹 操４０期 　 平成４年の時点で四国在住
死闘！地獄のラバウル航空戦　Ｉ　　最強部隊、台南航空の戦士
氏　名 最終階級 出身期 出身地 消　　息
小園　安名 大佐 飛１４（５１） 鹿児島 昭和３５年１１月心筋梗塞で死去
中島　正 中佐 飛２４（５８） 　 資料なし
笹井　醇一 ☆少佐 飛３５（６７） 東京 昭和１７年８月２６日ガダルカナルにて戦死　２４歳
西沢　広義 ☆中尉 乙７予科 長野 昭和１９年１０月２６日ミンドロ島北端で輸送機撃墜される　２４歳
太田　敏夫 飛曹長 操４６期 長崎 昭和１７年１０月２１日ガダルカナルにて戦死　２３歳
半田　亘理 中尉 操１９期 福岡 昭和２３年１２月２１日病死　３７歳
吉野　俐 少尉 乙５予科 千葉 昭和１７年６月９日ワード・ハンド岬沖にて戦死　２４歳
大木　芳男 少尉 操３７期 茨城 昭和１８年６月１６日ルッセル島上空にて戦死　２７歳
宮崎　儀太郎 ☆中尉 乙４予科 高知 昭和１７年６月１日モレスビーにて戦死　２５歳
吉村　啓作 三飛曹 操５６期 新潟 昭和１７年１０月２５日ガダルカナルにて戦死　２０歳
死闘！地獄のラバウル航空戦　ＩＩ　　消耗戦を戦った、帰らざる戦士
氏　名 最終階級 出身期 出身地 消　　息
岡部　健二 少尉 操３８期 福岡 ６０１空にて終戦を迎えた。終戦後の消息は不明。
奥村　武雄 飛曹長 操４２期 福井 昭和１８年９月２２日クレチン岬沖にて戦死　２３歳
柴山　積善 飛曹長 乙１３予科 埼玉 現在、東京在住
相曽　幸雄 中尉 乙３予科 静岡 昭和１８年１１月１７日トロキナ岬沖にて戦死　２６歳
渡辺　秀夫 飛曹長 丙２練１２ 福島 現在、福島県在住
大原　亮治 飛曹長 丙４練２１ 宮城 戦後、海上自衛隊、民間を経て、現在東京在住。
宮野　善治郎 ☆中佐 飛３２（６５） 大阪 昭和１８年６月１６日ルンガ沖にて戦死　２７歳
石井　静夫 飛曹長 操５０期 福島 昭和１８年１０月２４日ラバウルにて戦死　２３歳
大庭　良夫 ☆少佐 飛３７（６９） 佐賀 昭和１８年１２月２３日ラバウルにて戦死　２２歳
小町　定　 飛曹長 操４９期 石川 平成６年の時点では存命
萩谷　信夫 少尉 操４８期 茨城 昭和１９年２月１３日ラバウルにて戦死　２６歳
川戸正治郎 上飛曹 丙１２予科 京都 レイテ収容所にて終戦、昭和２０年１２月帰還
工藤　重敏 少尉 操５３期 大分 昭和３６年２月死去　４１歳
　 　 　 　 　
山本長官直掩の六機　　過酷なり運命の六人
氏　名 最終階級 出身期 出身地 消　　息
森崎　武　 大尉 予７ 兵庫 昭和１８年６月１６日ルンガ沖にて戦死　２５歳
杉田　庄一 ☆少尉 丙３練１７ 新潟 昭和２０年４月１５日鹿屋飛行場にて離陸中を襲われ戦死　２１歳
日高　義巳 飛曹長 操４８期 屋久島 昭和１８年６月７日ルッセルにて戦死　２４歳
岡崎　靖　 上飛曹 甲６予科 埼玉 昭和１８年６月７日ルッセルにて戦死　
柳谷　謙治 飛曹長 丙３練１７ 北海道 現在、東京在住
辻野上　豊光 飛曹長 甲５予科 三重 昭和１８年７月１日レンドバ島上空にて戦死
栄光の日本海軍戦闘機隊　Ｉ　　黎明期の勇者たち
氏　名 最終階級 出身期 出身地 消　　息
南郷　茂章 少佐 飛２２（５５） 広島 昭和１３年７月１８日南昌にて落下してきた敵機に衝突し戦死　３２歳
古賀　清澄 特務少尉 操１６期 福岡 昭和１３年９月１５日夜間飛行演習中に墜落、翌日死亡　２８歳
樫村　寛一 少尉 操２４期 香川 昭和１８年３月６日ルッセルにて戦死　３０歳
羽切　松雄 中尉 操２８期 静岡 平成９年１月１５日死去
黒岩　利雄 空曹長 操１３期 福岡 除隊後、航空輸送業務にあたっていたが、昭和１９年８月２６日マレー半島沖で行方不明　３６歳
横山　保 中佐 飛２６（５９） 横浜 第２０３飛行隊飛行長として、築城基地で終戦、以後資料なし
進藤　三郎 中佐 飛２６（６０） 広島 戦闘４０２飛行隊を指揮、福知山基地で終戦、以後資料なし
間瀬　平一郎 特務少尉 操８期 愛知 中国戦線、松江にて対空砲火で戦死
栄光の日本海軍戦闘機隊　ＩＩ　　歴戦の勇者たち
氏　名 最終階級 出身期 出身地 消　　息
藤田　怡与蔵 少佐 飛３３（６６） 山東省 戦後民間パイロットとなり、昭和５３年退職
斎藤　三郎 少尉 操４４期 山形 終戦後、資料なし
白根　斐夫 少佐 飛３１（６４） 東京 昭和１９年１１月２４日ポンソン島上空にて戦死　２８歳
甲木　清実 飛曹長 操５４期 福岡 ３３２空にて終戦を迎えた。
寶田　三千穂 飛曹長 甲４予科 熊本 昭和１８年１月２７日コロンバラ島沖にて自爆戦死　２２歳
島川　正明 飛曹長 操５３期 徳島 平成９年９月２５日死去。
南　義美 ☆大尉 操３０期 香川 昭和１９年１１月２５日比島東方海上米機動部隊に突入　２９歳
山本　旭 中尉 操２４期 静岡 八街上空、Ｂ２９迎撃中被弾パラシュート開かず戦死　３１歳
　 　 　 　 　
紫電改の翼！３４３空　　蒼穹の荒鷲
氏　名 最終階級 出身期 出身地 消　　息
菅野　直　 ☆中佐 飛３８（７０） 宮城 昭和２０年８月１日屋久島上空、２０ミリ砲の筒内爆発により戦死　２４歳
鴛淵　孝　 少佐 飛３６（６８） 　長崎 昭和２０年７月２４日豊後水道にて戦死　２５歳
武藤　金義 中尉 操３２期 愛知 昭和２０年７月２４日豊後水道にて戦死　２９歳
加藤　勝衛 飛曹長 甲９予科 茨城 昭和２０年４月１６日奄美大島上空で戦死　２１歳
岡野　博　 飛曹長 操５４期 茨城 戦後、民間航空の操縦士
笠井　智一 上飛曹 丙２練１２ 香川 終戦後、資料なし
本田　稔　 少尉 甲５予科 熊本 戦後、アメリカでＭＵ−２のテストパイロットとなる
松場　秋夫 中尉 操２６期 三重 終戦後、資料なし
林　善重 少佐 飛３７（６９） 神奈川 昭和２０年４月２１日南九州にて戦死　２５歳
宮崎　勇　 少尉 丙２練１２ 香川 終戦後、平成５年の時点では存命
最後の戦い、本土防空戦　　海軍航空隊の終焉
氏　名 最終階級 出身期 出身地 消　　息
岩本　徹三　 中尉 操３４期 島根 昭和３０年５月　敗血症で死去　３８歳
磯崎　千利 大尉 操１９期 愛知 松山市でうどん屋を営む。平成５年６月２０日死去　８０歳
赤松　貞明　 中尉 操１７期 高知 昭和５５年２月２２日　肺炎で死去　７０歳
遠藤　幸男　 ☆中佐 乙１予科 山形 昭和２０年１月１４日奄美大島上空にて戦死　３０歳
森岡　寛　　 大尉 飛３８（７０） 　 平成５年７月死去　７１歳
谷水　竹雄 飛曹長 丙３練１７ 三重 平成１２年１月現在、大阪在住
杉野　計雄 飛曹長 丙３練１７ 山口 戦後、海上自衛隊に勤務
黒鳥四郎 中尉 予１３ 東京 横須賀航空隊にて終戦、その後消息は資料なし
倉本　十三 飛曹長 乙１５予科 東京 追浜基地で終戦、その後は資料なし
伊藤　清 飛曹長 丙２練１２ 新潟 戦後、加藤と改姓その後資料なし